
9400語
途中まで、結末がどうなるか、全く予想できませんでしたが、
結末そのものは、結局収まる所に収まった感じがします。
二転三転する主人公達の関係、
結局、悲劇が待ち受けている主人公(男)
といい、
The Woodlandersを思い出した所、
やっぱり同じ作者でしたw
原作では、もっと国王:ジョージ3世が
ストーリーにからむようです。
19世紀初頭のイングランド南部、
製粉所を営むラヴディ家には二人の青年がいた。
兄:ジョンは陸軍の竜騎兵(Dragoon)でらっぱ手、
弟:ロバートは商船の航海士だった。
隣人、アン・ガーランドに再会したジョンは彼女を愛するが、
アンは幼なじみのロバートを愛していた。
また、粗野なフェスタス・デリマンもアンとの結婚を望む。
ロバートは船を降り故郷で働くことにし、婚約者のマチルダを連れ帰る。
アンは悲しむが、ジョンはマチルダのふしだらさを知っていたため
マチルダを追い返す。それを見たフェスタスの言動から誤解が生じ、
また、兄弟がアンを譲り合うようなかたちで、状況は二転三転する。
アンとマチルダは協力してロバートへの強制徴募を追い返すが
ロバートは海への愛着と愛国心から海軍に志願し、
ネルソン提督の旗艦:ヴィクトリー号に乗船する。
ロバートからは便りがないが、トラファルガー海戦後も無事であり、
キャサリンと言う女と婚約したことが判明する。
アンはショックを受け、周囲からもジョンとの結婚を勧められるが、
やがてロバートが改心しアンと和解したため、ジョンは身を引く。
フェスタスの叔父が死去し、莫大な遺産の大半は
生前に交流があったアンのものとなった。
一方、フェスタスはマチルダと結婚した。
また、アンとロバートも間もなく結婚する予定だった。
そして、ジョンは
スペインの戦場へ赴き、戦死を遂げた…
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