
8000語
キャサリン・スローパーは、ワシントン・スクエアに父と叔母と住む
これといった取り柄の無い内気な女。
裕福な家庭の一人娘として、いずれ遺産を相続するはずだった。
彼女は、ハンサムだが無職のモリス・タウンゼントと愛し合うようになるが
父は財産目当てであると猛反対し、彼女を長期のヨーロッパ旅行へ連れ出す。
それでも意志を変えないキャサリンに対し、ついに遺産を相続させないこととする。
しかし、モリスの態度は変わり、彼女の元を去るのだが…
キャサリンは何と愚かなんでしょう。
幸福になれる道に、自ら背を向けてまで、
モリスを愛する価値があったとは思えませんでした。
すっきりしない読後感です。
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