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ブロンテ姉妹の作品では「嵐が丘」だけ読んで、
壮絶かつ鬱な展開にすっかり疲れてしまった思い出があります。
「ジェーン・エア」があらすじだけ知ってる程度。
この本は、ブロンテ家の物語。
物語の語り手:パトリック・ブロンテには6人の子供がいました。
しかし「ジェーン・エア」に負けず劣らず、劣悪な環境の学校で
5人姉妹のうち上の2人が死亡。
一人息子は画家として大成することなく、さらに人妻との恋に破れ
酒と薬物(アヘンチンキ)に溺れて死亡。
成人した下の三姉妹は、作家として成功したかに見えますが、
いずれも若くして死亡。
…と、「嵐が丘」顔負けの壮絶な一家です。
この一家の実話だけで、何か物語になりそうな位。
サイドリーダーではお馴染み、Tim Vicary氏の文なので
ドキュメンタリーと言うより、物語として読み応えがあります。
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