
11000語
民主主義のアテネと、専制政治のスパルタ。
革命を起こそうとしアテネから追放された・マグニスを
主人公で演劇好きの少年・アレクシスは目撃し、
さらに彼(と反逆者たち)の計画を示す暗号まで見てしまいます。
なんとか友人の少女・コリンナに助けられたアレクシスは
叔父の名義で参加していた演劇祭に、市民に危機を知らせる台詞を織り込みます。
かくして、反逆者たちは捉えられてアテネの平和は守られ
アレクシスの演劇は大成功をおさめ、
父は考えを改め、コリンナの出生の秘密も明らかになり大団円をむかえるのでした。
古代のお話ですが、子供が主人公なので、難しい描写は無く
すんなり読むことが出来ました。
前半は面白くなかったのですが、伏線がいきてきた後半は非常に面白かったです。
アレクシスの親友・ルシアンの影が薄くなったのが残念かな。
アレクシスとコリンナに、もっと恋の要素が有れば完璧でした(笑)
原作は、子供向け歴史小説作家Geoffrey Trease氏。
機会があれば、ぜひ原著を読んでみたいです。
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