
22000語
鍛冶屋の実姉夫妻と暮らす少年:ピップは、
ある冬の日、脱走した囚人に出会い、
脅されるようにして食事と鑢を提供する。
しかし囚人は再び捕らえられてしまう。
独身の老婆:ミス・ハヴィシャムは退屈しのぎにピップを屋敷に招く。
ミス・ハヴィシャムは婚約者に捨てられて以後錯乱し、
ウェディングドレスを着て過ごしている。
そこで、ミス・ハヴィシャムの養女:エステラに会って以後
ピップは冷酷な彼女に恋い焦がれるようになる。
やがてピップは義兄ジョーの弟子となるが、
謎の人物から「大いなる遺産」がもたらされると知り、
ロンドンで紳士になる修行をはじめるが…
ひとつの目標点に到達しました。
高校の英語の授業で使ったサイドリーダーで、
一番レベルが高いのが、この「大いなる遺産」でした。
すでに落ちこぼれて、授業について行けなかった私は
いつか読めるようになりたいなあと思い、今日に至ります。
物語は、ピップの義兄:ジョーがとても良い人です。
最後は幸せになってよかった。
結末は??って感じでしたが、ピップとエステラが結ばれそうな"予感"なので
あれでよいようです。
ディケンズは、貧しい少年のサクセスストーリーが多いような気がします
(オリバー・ツイスト、デビッド・カッパーフィールド等、
タイトルだけしか知りませんが…)
「大いなる遺産」のように、穏やかな結末ならぜひ読んでみたいところ。
それにしてもオックスフォードのグレード別リーダーは、
難易度が高くなっても挿絵があるので読みやすいです。
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