
11000語
ご存知、アンネの日記。
私は、日本語で大分前に読んだことがあります。(中学生か高校生の頃)
隠れ家での生活を強いられてから、逮捕される直前までの日記が綴られています。
最初は日常の事など平凡な内容ですが、
徐々に彼女が成長していった様子が伝わってきます。
やはり単純に「可哀想」とか「差別いけない」ではなく、
もちろんユダヤ人"絶滅"を図る虐殺は大問題ですが
逆に、何故そこまでユダヤ人が憎悪されたのか、理由も考えないといけないのでは。
この日記中にも、彼女がユダヤ人であるという自覚のもとオランダで暮らしたい
と夢を語る部分もありますが、あれ?と思いました。
無論、信仰を否定するつもりはないのですが、
オランダで暮らしても"オランダ人"にはならず、あくまで"ユダヤ人"。
それは国家を持たない人々
(ユダヤ人は単純に"民族"とは呼べない)の悲哀でもあるのですが…
同時代ながら日本の"戦中"とは違う、
ヨーロッパの"戦中"の暮らしも大変興味深いです。
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