MMR2: The Man in the Iron Mask（鉄仮面）

9700語

バスティーユ牢獄の若い囚人のもとを、ある司教が訪問する。
囚人の名はフィリップ。母親は、アンヌ王妃。
鏡を見たことがない彼は、国王ルイ14世に瓜二つの双生児だった。
司教の名はアラミス。
彼は、失脚寸前の財務長官：フーケを救おうと、
国王のすり替えを画策するが…


大デュマ先生の作品にしては、あまり面白くありませんでした。
「鉄仮面」は三銃士シリーズの最後の作品で、
このリーダーではおいしいところがカットされています。

フーケが、ヴォーに壮麗な城を築いた直後、
失脚することを知っていると、ストーリーもかなり予測できてしまいますね。
この物語では、国王すり替えは成功しません。
フィリップがものすごく可哀想。

それにしても、三銃士+ダルタニヤンも中高年なのに、
みんな元気だなあ（笑）

鉄仮面伝説といえば、藤本ひとみの「ブルボンの封印」が
最高に面白いです。
こちらでは、最終的にすり替えに成功してしまいます。