PGR2: Robin Hood

8800語

つまらなかった。

一応最後まで読んだけど、各エピソードが
ひとつの話として繋がっていない。
ロビン・フッドが正義のヒーローという部分も目立たず
ただ冒険を好む青年にしか見えない。

ラストは生死が曖昧で、消化不良気味。

PGR3: The Oscars

7500語

オスカーとは、もちろん映画のオスカー賞のこと。

雑学本にしては、逸話の年度や俳優の名前が抜けていたり
いまひとつ充実していない。

PGR2: Audrey Hepburn

3900語

時系列で出来事を並べてみると、
彼女も決して順風満帆ではなかったんですね。

PGR3: Vanity Fair（虚栄の市）

13000語

日本では未公開になってしまった
リーズ・ウィザースプーンの「VANITY FAIR -悪女-」の原作ということで
結構楽しみにしていたのですが、一言で言うと、

非常につまらなかった。


野心たっぷりのはずのヒロイン・ベッキーの下心も逞しさ賢さも感じられず
むしろ、その親友の素直でおっとりしたアメリアに感情移入。
彼女の行く末が気になって最後まで読んでみた。

とにかくつまらないので、本来なら感動的なはずの
アメリアに対するダビン（亡き夫の親友）の献身も、
ちっともドラマチックじゃなかったし。

そもそも、登場人物が多いうえに紛らわしいので
ベッキーがどうなったかはよく読みとれなかった。

オックスフォードのステージ6に、虚栄の市のリライトがあったので
気が向いたら、いつか読み直すかもしれません。

「悪女」は日本未公開ですが、DVDは出てます。

PGR3: The Fugitive（逃亡者）

7100語

妻殺しの汚名を着せられた医師・キンブル。
辛くも逃亡に成功し、真犯人の「片腕の男」を探す…

いまいち、映画のような緊迫感が伝わってきませんでした。
クライマックスも、なんだかあっさりしていて期待はずれ。

PGR2: The Railway Children（若草の祈り）

4900語

ある日父が失踪し（母は事情を知っている）
田舎の線路脇の小さな家で暮らすことになった
ロベルタ、ピーター、フィリスの三兄弟。
親しくなった大人たちの力も借りて、逞しく前向きに生きていくお話。

一章ごとに話がまとまっているので、とても読みやすかったです。

日本では知名度の低い「若草の祈り」という児童文学のリライト版。
本当は、もっと長いお話みたい。
父失踪も、あっさり解決してしまったので
本当はもっと詳しく書かれていたんでしょうか。

PGR2: The Wave

6600語


高校教師のベンが、
ナチス・ドイツ時代に何故ドイツ人たちがナチスに反対しなかったのか
生徒たちに学ばせるため「The Wave」を組織します。

「We are same team, Winners need discipline」
（我らは同志、勝者には規律が必要）
の合い言葉のもと、　The Wave生徒たちは団結していく一方
The Waveに反対する生徒たちを排除していきます。

問題が表面化してきたところで、
ベンは「The Wave」をアメリカ全土に広める計画のリーダーを紹介します。
２００人の学生たちが集まる中、モニターに映されたのはヒトラー。
唖然とする生徒たちにベンが説明します。

The Waveに属する生徒が、属さない生徒を見下したように
ドイツ人たちはユダヤ人を見下すように、ヒトラーに導かれていったと…

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いやあ、思考を停止した集団というのは怖いものですね。
この高校がどうなってしまうのか気になって、一気読みです。

最後のネタばらしがもっと詳しいと良かったですね。
ローリーとデビッドは、もちろん復縁して結婚するのかしら…？

PGR3: Billy Elliot（リトルダンサー）

13000語

ビリーと父、それぞれの視点から描かれています。
映画を見たことがあったので、スラスラ読めました。

炭坑の労働者はストに負け、未来を失ったけれど
ビリーの父と兄は、ビリーという未来を手に出来たというのは
映画をもっと楽しめる視点になりそうです。

あと、マイケルが切ない…

映画も秀作です。

PGR2: The Three Musketeers（三銃士）

9500語

ダルタニヤンが三銃士（アトス・アラミス・ポルトス）と友人になり、
王妃様のダイヤのピンを英国から取り戻すまでは、
ハラハラドキドキ、とっても面白かったんだけど、
クライマックス→結末がわけわかめ。

フランスものは、固有名詞が読めないので、
状況・設定を見失うと、もうダメですね。

ただ、無性に三銃士が読みたくなりました。
三銃士は、かなり本格的なファンクラブもあり、びっくり。
・三銃士ファンクラブ　銃士倶楽部

中学生のとき、BSの再放送を見てアニメ三銃士にハマったことがあり、
そのとき原作も読もうとしたのですが、
コンスタンスが人妻ってあたりでショックを受け、結局読まずじまいに。


痛快・冒険文学シリーズの評判が良かったので、読もうと思って探しています。
藤本ひとみはかなり好きな作家です。

PGR3: The Count of Monte Cristo（モンテクリスト伯）

12000語

順風満帆の人生を歩む船乗り・エドモンが、彼を妬むダングラールに陥れられ、
無実の罪でシャトー・ド・イフ（イフ城）に投獄されてしまう。
獄中で親しくなったファリアから、モンテ・クリスト島の隠し財宝を託され
彼の死後、その遺体と入れ替わるようにして脱獄に成功。
ついに財宝を発見し、裕福になったエドモンはモンテクリスト伯を名乗り家に戻る。
父と恋人・メルセデスと再会し、彼女とともに新たな船旅に出る・・・


・・・あれ、復讐は？

あまりにも結末がかえられていて、びっくり。
子供向けでいいので、ちゃんとしたストーリで読みたかったですね。

脱獄し、財宝を手に入れるまでは、ドキドキしながら読めたのですが。